#イマソラ012 日常

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消え行こうとしている夕陽と・・・、

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現れ出でたる”秋月”を眺めて、悦に入りました。

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早朝の西空に浮かぶ、中秋の名月も、又良し。

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娘の通う芸大学園祭は、台風接近の影響で、9月18日開催のオープンキャンパスに延期・併合され、開催時間も半減となりました。

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午前中のみに縮小されて、クリエーターズ・マーケットが開催され・・・、

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娘は、レジ係を担当しておりました。

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親の義務として、娘の出品した写真集を、買い求めました。

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手前味噌乍ら、一瞥して直ぐに、色と構図に対する嗅覚が鋭いな!と感じました。

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最後のページ手前に、白紙の空白区間を取り込む辺り、憎い演出です。

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落ち着いた色合いに終始した、少し”大人”を感じさせる写真集でした。
個人的には、薔薇の写真が、お気に入りです。

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爾後、叡山電鉄→京阪電鉄→JR経由で京都駅に向かい、其処で一家4人で食事しました。

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娘の通う大学を訪問するのは、残すところ、「卒展」と「卒業式」のみとなりましたが、あっという間の4年間を回想する間も無く、家族4人で、他愛も無い事を、大いに語り合い、破顔大笑しました。

テーマ : みんなに知ってもらいたい
ジャンル : 日記

#イマソラ011 日常

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夕景にも、何処となく、秋の到来を感じます。

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”猛々しい夏の入道雲”を撮る間も無く、気が付けば、秋の風情漂う鱗雲が、空を圧していました。

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去る9月9日、愚息の高校学園祭が催されました。
高校2年生の愚息にとって、最後の学園祭となります。

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本年度も愚息は多忙で、学園祭実行委員・クラス出店「焼き鳥屋」のレジ担当・クラス展示の呼び込み・バンドライブ・ダンスコンテスト出演を、全うしました。
ビバンダム君が可愛い、ミシュランのエプロンは、嘗て小職が、ル・ガラージュ神戸店に於いて購入した一品で、妻・娘・愚息が、連綿と使ってきた一物です。

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バンドステージでは、寮生バンドのリードヴォーカル兼ベーシストとして、有終の美を飾りました。

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途中で歌詞の一部が、記憶から飛んでしまった事を悔やんでいましたが、観客と一体となった、ノリノリのステージでした。

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キーボードが居る事で、音の表情が豊かになっており、且つ、ギターも、二人が上手く棲み分け出来ていたので、若しもPA環境に恵まれていれば、音にメリハリが出て、随分と聴き易かったのにと感じました。

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左端のリードギター担当が、上手な癖にハニカミ屋で、肝心のギターソロの時に、観客に背を向けて弾くのが、印象に残りました。
子供達の中学/高校学園祭・バンドライブを楽しむのも、これが最後となりましたが、毎回、青春時代の瑞々しさを感じて、自身の高校文化祭でのバンドライブの思い出が重なり、少しセンチメンタルになってしまうのです。

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バンドライブ終了後は、クラス展示”和”の呼び込みを担当。

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冷ややかな暗がりの中に、瞑想空間が広がり、暫し、学園祭の喧騒を忘れました。
因みに、「校内展示」の人気投票1位だった由。

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ダンスコンテストは、昨年度、愚息のグループが高校1年の分際で、高校2年生を差し置いて優勝してしまい、一部より顰蹙を買ったので、高校1年・2年と出場枠を分割して開催されました。

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本年度は、ダンスユニットのメンバーが、部活が多忙だった為、十分な練習が出来ず、未完成のままの出場となりました。

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かてて加えて、ガチで練習に打ち込んだユニットや、アイドルに女装して臨んだユニット等、参加したユニットが多士済々で、練習不足の愚息のユニットは、不安感からダンスが小振りになってしまい、結果、盛り上がりに欠け、最後は悔しそうな表情をして、ステージを降りていました。

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ほろ苦い思いも残ったと思いますが、愚息が最後に語った、
『さあ、これで最後の学園祭が終わったで!』
が、完全燃焼した満足感を、表しているように思います。

返す返すも、青春は一度きり、そして清々しいものだと、実感すると同時に、子供達の青春時代が、今、当に過ぎ行きつつあるのを目の当たりにして、自身の半生を振り返り、感慨に耽っておりました。

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ジャム・セッション

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9月7日、神戸のジャズ・レストランにて、オゾネ・ミュージックスクールに於ける我が講師である、上田成子先生の主催するジャム・セッションがあり、師匠からの”お誘い”を受けた手前、僭越ながら参加させて頂きました。

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ブランクがあるにも拘わらず、「太鼓も叩きますよ。」と吹聴していたので、ワイヤーブラシとスティックを鞄に忍ばせて、密かに乱入を目論んでおりました。
結局、それを察知した上田成子先生がドラムセットを片付けており、企みは失敗に終わりましたが、少しホッとしたのも事実です。

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師匠の上田成子さん(右)・ベーシストの真木毅さん(左)です。☝

ピアノで参加した1曲目の「Bye bye black bird」は、メロディーラインのミスタッチはありましたが、何とか無難に凌ぎました。
ところが、後半戦トップバッターとなった小職が演奏した、2曲目「Autumn leaves」では、メロディーラインのミスタッチは勿論の事、真木毅さんとの4バース(4小節毎のソロ交換)を失念したり、最後の決めコードでルート音を間違う等、ミスを連発し、ソロで自由気儘に演じた分、その落差に、終演後は赤面しつつ反省しておりました。

然しながら、真木毅さんは終始笑顔でアンサンブルして下さり、加えて「Autumn leaves」では、口ずさみながら2コーラスのベースソロをして下さって、場を盛り上げて下さいました。
プロフェッショナルの、力量と器の大きさを感じ、同時に、一緒にグルーヴする瞬間を共有できた気持ちになり、達成感と爽快感が残ったのでした。

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tag : 上田成子 真木毅

モンブラン・シトロエンGS。85

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Jouets Mont-Blanc(モンブラン社・フランス)製1/12・シトロエンGS・フリクション仕様・朱色・初期型車体です。

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初期型はフロント・リアバンパーとフロントグリルがメッキ仕様でした
朱色モデルでは、内装色は黄土色しか確認していません。

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フロントウインドウにモンブラン社の社章(後期タイプのロゴ)が貼付されています。
見難いですが、フロントウインドウにルームミラーとワイパーがモールドされています。

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運転席と助手席の窓は、開いた状態で再現されています。
ドアノブとフューエル・リッドが、メッキされた別パーツで取り付けられていますが、後期型では省略されます。

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ベージュ・グレー・ホワイトの3色でホイールが成型されていました。
この場合は、白色が組み合わされています。

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車体前部は、大味ながら巧みに造形されているのが分かります。

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後期型でメッキが廃止され、白色部品となった時、にグリルの開口部は、埋められてしまいます。

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リア・ライセンスプレート部分は、「CITROEN ダブルシェブロン GS」と印刷されたブリキのプレートをカシメ留めしています。リア・ライセンスプレート上部の黒い横長部分は、「CITROEN GS」と印刷されたリア・ガーニッシュを再現していますが、これもブリキプレートのカシメ留めです。
黒部品でオーバーラダーが再現されており、バンパー上にはライセンス灯が再現されている事に注意して下さい。

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Cピラー付け根にある突起は、ポリスカーやファイアーチーフカー仕様のモデルの場合に、針金のアンテナを取り付ける支柱です。
このように一般車両モデルでも、車体金型が共通ですので支柱が存在していましたが、最後期になると、金型段階で省略された模様です。

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リアウインドーの熱線が再現されていますが、途中から省略されます。

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当然ながらダッシュボードのメーターパネルには、ボビンメーターが再現されています。
赤・緑・白・銀・黒の色使いで、結構スパルタンに纏まっていると思います。
このスケールになると、ダッシュボード全体の造形も迫力あるものになります。

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もともとに実車自体のダッシュボードが”プラスティックの芸術”と称されたように、質素感漂う造形ですので、黒色で再現されたモンブラン社のモデルは高級感溢れる物になっています。
左ハンドル車の場合、ハンドルの1本スポークは、直進状態では、この位置ではなく、/の位置が正解です。
巷間、『衝突した時にドライバーの体を、車内方向へ逃がす為。』と言われていますが、定かではありません。

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底板中央に「モンブラン社社章と社名・製造国フランス」が打刻されており、前車軸の位置に「-GS- BY CITROEN 」の打刻があります。
フリクション仕様でも底板は有線リモコン仕様とほぼ同一で、前輪がステアする際の切り裂きがあります。

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フリクションは後輪に取り付けられ、一部の車体は最後部にある、有線リモコン用コードを通す穴まで共通でした。

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tag : シトロエン CITROEN GS モンブラン JouetsMont-Blanc

聚楽館

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明治・大正時代から昭和15~16年迄、三宮が歓楽街として勃興する前は、湊川新開地が、神戸の歓楽街でした。
昭和7(1932)年の地図です。
湊川新開地本通り」は、国鉄(現・JR)神戸駅から南西に歩き、湊町1丁目の交差点を右に曲がった、西へ向かう道でした。(赤線)
縦長楕円印が、今回の主役”聚楽館”で、その左の丸印は、以前拙ブログで掲載した”神戸タワー”です。

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画像は、大正1~2年頃の「湊川新開地本通り」の建物で、手前の旗が翻っている建物が、活動写真を上映する”電気館”、その奥の建物が”帝國館”で、”帝國館”は、楠社水族館を移築した建物でしたが、後に”キネマ倶楽部”という映画館に商売替えしたところ、煽りを食らった”電気館”が、廃館となってしまいます。

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遠方で、聚楽館が改装工事中ですので、1933年(昭和8年)9月以降に撮影したと思しき、「湊川新開地本通り」の画像です。
画像中央に、当時有名だった「びっくり・ぜんざい屋」の看板が確認出来ます。
大きな丼鉢いっぱいに広がった巨大な餅、餅を下から持ち上げるばかりに入った小豆汁、一口啜ると、水が欲しくなるような甘さ、それで一杯10銭也。一日中、超満員だった由。

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遠方に、改装成った聚楽館が確認出るので、上掲画像より後年の1934年(昭和9年)2月以降に、上掲画像と、ほぼ同じ位置から撮影したと思しき、「湊川新開地本通り」の情景です。
この角度ですと、江崎グリコの広告塔が確認出来ます。
難破船から払い下げを受けたという白布地・火事場/破産品の万年筆・厄払い/魔除けの指輪/腕輪・南洋の海底から採取したパイプ・ガラス細工の知恵の輪(触ると必ず折れる。)・マムシの黒焼き・毒蛇の肝・オットセイの干肉(寝小便に効く。)・空き巣除けの戸締り金具・・・。
黄昏時ともなれば、良き鴨ござんなれとばかりに、如何わしき露店が立ち並び、香具師達が大真面目に、怪弁・詭弁を弄していたそうな。

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昭和7(1932)年の地図、西北部分です。
聚楽館(縦長楕円)の右(北)側に、風俗店街の福原町(横長楕円)があり、聚楽館横の細い通りを北西に進むと、通り左手(西)に「中央劇場」があって、さらに進んでいくと、突き当り左手に「神戸タワー」(丸印)が聳(そび)え立っていた(黄色丸印で囲んだ地図記号)事が分かります。
福原町の東方向に国鉄(JR)神戸駅がありますが、少し距離があるので、市電か市バスの停留所利用が便利でした。
下部黒破線円形内の「新開地三角公園」に、市電・市バスの一大ターミナルが出来たのも、頷けます。

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聚楽館は、1913年(大正2年)8月18日竣工。
建築家・設楽貞雄が設計しました。
(設楽貞雄については、神戸タワーの記事を参照して下さい。設楽貞雄の解説記事

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建築様式・経営方法ともに、東京の帝国劇場をモデルにして建てられ、「西の帝劇」と呼ばれていました。

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当初は歌舞伎・演劇がメインでしたが、途中で改装され、1927年(昭和2年)9月には映画の常設館となりました。

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神戸っ子からは、「ええとこ、ええとこ、聚楽館。」のキャッチフレーズで親しまれました。

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1929年(昭和4年)に、松竹興業株式会社に身売りしました。
その後1933年(昭和8年)9月に、大阪木村組の設計により改装工事に着手し、1934年(昭和9年)2月に竣工しました。

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898坪の敷地に建つ、建坪644坪・5階建て・鉄筋コンクリート造りのビルは、内部にスケートリンクが開設され、工費102万円だったとか。

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戦災に遭った、戦後間もなくの聚楽館。

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昭和31年(1956年)1月撮影の、華やか成りし頃の聚楽館で、折りしも前年12月に封切られた、ウオルト・ディズニー製作「海底二万哩」が上映中です!
「阪神電車」の広告を訝る向きもあろうかと存じますが、「神戸タワー②」の記事で述べた如く、阪神電車は当時、湊川までの延伸を申請しており、湊川駅で神有(しんゆう)電鉄(現在の神戸電鉄)と山陽電鉄(板宿駅から分岐して、湊川に至る路線の免許を取得していた。)に接続し、乗り入れる計画が有りました。
当時は新開地・湊川周辺で、広告・宣伝活動が活発でした。従って、聚楽館にも広告が存在するのです。
12年後の昭和43年(1968年)4月7日に、聚楽館前に神戸高速鉄道・新開地駅が開業し、阪神電車が乗り入れる事になり、遂に夢が叶えられます!が、時すでに遅く、繁華街は三宮へと移り、新開地・湊川は寂れていたのでした・・。

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新開地本通りと、市電が通る道路との交差点にある、横断歩道近辺の画像です。
この地点からは、左手に聚楽館、アーケードの向こうに神戸タワーが望めて、一段と歓楽街の雰囲気が盛り上がった筈ですが、神戸タワーの広告が「ビオフェルミン」である事と、長方形単体である信号機の形状から察するに、1950年頃の撮影と思しきこの画像からは、すでに客足を三宮・元町に奪われた”うら淋しさ”が、漂ってきます。

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聚楽館は、亡父に連れられて何度か訪れた思い出の場所(「ドラゴンへの道」を観に行った際は、ガラガラの館内で堂々と煙草を吸う人が居て、『流石、新開地・・。』と、胸中震え上がったのを覚えています。)ですが、中学生時代(1974年・昭和49年)に初めて友人と連れ立って映画を観に行ったのも、聚楽館でした。タイトルは「JAWS」。怖かったのを覚えています。
中学生の時点で、残念ながら市電は存在せず、神戸高速鉄道・新開地駅から徒歩で聚楽館へ赴きました。

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三角公園が無くなって、鉄柵で囲っただけの市電停留所も侘しいですが、幼いころから目にしてきた聚楽館の外観も、神戸タワーに負けず劣らず、どす黒い焦げ茶色で、いかにも裏寂れて荒廃した感じがしましたし、治安も悪いように思えて、亡父の運転する車やタクシーの中で、思わず身構えてしまったのを覚えています。

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聚楽館右側に、湊川公園・神戸タワーに通ずる商店街の入り口が見えます。

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嘗ては大勢の人が闊歩した横断歩道も、この時期には、道を渡る人が疎(まば)らになっていました。
盛者必衰の理(ことわり)を感じ、寂しさを禁じ得ません・・。

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これは、コカコーラの広告が取り付けられた、聚楽館・昭和48年(1973年)の姿で、バート・レイノルズの出世作「激突!」や、「シェーン」のリバイバル上映広告が確認できます。
往年の、南東角曲面部分を形作っていた窓が、コンクリートで埋められてしまいましたが、小職にとって、「聚楽館」と言えば思い出すのが、この姿でした。懐かしいです~。

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薄汚れた聚楽館と、その脇の、シャープの広告が目立つアーケード入り口の景色が、小職が慣れ親しんだ”新開地”でした。
やがて昭和53年(1978年)10月27日、松本清張原作「鬼畜」の上映を最後に閉館し、65年の歴史を終えたのでした・・。

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現在、跡地には「ROUND1(ラウンド・ワン)新開地店」(大京聚楽館ビル)があります。

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聚楽館から北に歩いた湊川公園の南側にあった、昭和47年(1972年)頃撮影の「湊川温泉」。
湊川界隈では、昭和50年代まで「映画を観て、風呂に入る」のポリシーで、映画館群は【テアトル(フランス語・「劇場」の意味。)神戸】と呼ばれ、温泉劇場も営まれていました。
湯上りで、さっぱりした家族連れの背後にある映画の看板が、「任侠映画」であるミスマッチに苦笑してしまいますが、これぞ「ザ・下町」と呼べる現象ではないでしょうか。

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”温泉”といっても名ばかりで、実際は唯の”風呂”でしたが、そんな事に苦言を呈する人は、いませんでした。
大人達にとっては、ひとっ風呂浴びて、いかがわしい映画を観て、古本屋に立ち寄って帰るのが、唯一の娯楽でした。
小職が生まれ育った神戸市長田区にも、商店街の道すがらに日活の映画館が有り、任侠映画スターのファッションや、妙齢の女性の裸体等を、恐る恐るチラ見しつつ、母に手を引かれて小走りに前を通り過ぎた日々が懐かしいです。

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「神戸タワー」の懐かしい画像を添えます。
これは解体直前の昭和40年代に撮影されたと思しき、雨に濡れてうら寂しい表情の神戸タワーです。
閑散とした公園、誰も乗っていないブランコが、哀愁を漂わせています。

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聚楽館西側の、新開地三角公園のある交差点を北側に進んだ地点で、南西から北東に向かって、晩年の姿を眺めています。
走る市電は、廃止となった大阪市電からやって来た100型ですが、活躍期間は短く、神戸タワー解体と同じ昭和43(1968)年、全車廃車となり、その多くが漁礁として、須磨沖に沈められました。

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こちらは竣工後、程無くして、最初のネオン広告が取り付けられた姿です。

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「川崎造船所・ガントリークレーン」の、新たな画像を見つけました。

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昭和21年撮影の、おそらく「神戸タワー」から、南東方面を望見した画像で、右手手前の灰色の建物が、北側から見た「聚楽館」です。
「聚楽館」左手から、斜めに伸びる道が「湊川・新開地本通り」で、その先に見えるのが、焼け残った「ガントリー・クレーン」です。
進駐軍関係者が持ち込んだ、色持ちの良い”コダクローム”の画像でしょうか、昔日の湊川・新開地の名所が、全て網羅された一葉であり、感慨を新たに致します。

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2017年9月5日付読売新聞地域欄に、偶然、ガントリー・クレーンの記事が掲載されていました。☝

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tag : 聚楽館 神戸タワー 新開地 湊川 神戸 映画館

プロフィール

ecocitro

Author:ecocitro
妻・娘・息子との四人暮らしです。
【シトロエン】
《1975 GS1220 club》
亡父が1975年に新車で購入し、ブログ著者に名義変更して現有。
《1973 DS23IE pallas》
1992~2016 24年間所有。
《1972 SM2.7》
2002~2007 5年間所有。
【楽器演奏活動】
《集団演奏》
JAZZ PIANOの集団演奏活動を、目論んでいます。
《鍵盤/打楽器》
幼少時にクラシック・ピアノを習得。
学生時代の4年間は、ジャズ・ドラムの個人レッスンを受講。
社会人になってから、ジャズ・ピアノ教室で、3人の講師に師事。
【作詞/作曲/編曲】
自作曲をCuebaseで完成させる傍ら、それをネットで公開して、評価を仰ぐ事に注力します。
【ミニカー蒐集】
シトロエンGS/AとシトロエンSMモデル以外を、2017年1月に売却。
【運動】
サッカー・水泳・野球等、色々経験した結果、最も肌に合って楽しいスポーツは、バスケットボールでした。
【鉄道趣味】
山陽・阪急・阪神・神戸電鉄・神戸市電・姫路モノレール・地方ローカル鉄道・軽便鉄道が好きです。
【ミリタリー】
戦史・戦記・飛行機・船舶・兵器・空戦・海戦・軍人について、特に造詣を深めています。
【アイドル】
偶然、「初の選抜総選挙1位戴冠」をテレビ視聴していた事から、指原莉乃さんの在宅・ライトファンとなりました。

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