モンブラン・シトロエンGS。84
Jouets Mont-Blanc社製1/12・シトロエンGS・有線リモコン仕様・青色車体POLICE・初期型車体・緑色透明窓・内装付きモデルを、マニアが改造した個体です。
ケーブルと回転灯を取り去り、屋根の両側から、キャンバストップ風のステッカーを貼付しています。
透明窓の場合は、運転席と助手席の窓が開いた状態で再現されています。
フロントウインドウに、モンブラン社・社章(後期型)が貼付されています。
ルームミラー・ワイパーブレードがモールドされているのに、注意して下さい。
当然ながらダッシュボードのメーターパネルには、ボビンメーターが再現されています。
赤・緑・白・銀・黒の色使いで、結構スパルタンに纏まっていると思います。
フロントグリルの穴は、後期型では埋められてしまいます。
後部ウインドウの「CITROEN」とナンバー横のエンブレムのステッカーは、ノンオリジナルです。
POLICE仕様では、メッキパーツの初期型車体の多くのモデルに「後部の針金製アンテナ」が確認できることから、メッキパーツの初期型車体では、全て「アンテナ取付け支柱」が標準装備されていた事がわかります。
従って、当該モデルのように初期型車体で、支柱が折れていて、アンテナが無い個体は、破損して失われたと判断できます。
当該車では、フューエルキャップの部品が失われていました。
ドアノブも、メッキが剥がされて、シルバーで塗装され、上半分にはミラー・ステッカーが貼付されていました。
底板中央に「モンブラン社社章と社名・製造国フランス」が打刻されており、後方に「-GS- 'BY CITROEN'」の打刻があります。
後部に、リモコン・ケーブルが出ていた穴が残っています。
前輪操舵機構が取り付けられているのが、有線リモコン車であった、決定的証拠です。
フリクション駆動車は、全て固定軸でした。
良く見ると、「POLICE」のステッカーが貼付されていた跡が、長方形に変色しているのが分かります。
屋根上にある回転灯取り付け穴ですが、光の当て方によっては、かすかに判別できます。
裏側から確認すると、窓枠部品の形に添ってステッカーを糊付けしていました。
これはこれで、マニア改造のバリエーション車として、あの時代を偲びたいと思います。
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ジャンル : 日記