姫路モノレール①

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姫路市交通局モノレール線は、1966年5月17日に開業しましたが、営業成績の不振が続き1974年4月11日に休止、1979年に正式廃止となりました。

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小職は、中学入学直前の小学6年の春休みに偶然以下の新聞記事を読み、いてもたってもいられなくなり、鉄道好きの友人を誘って、雨のそぼ降る早春の一日に、急遽カメラ片手に現地に赴いたのでした。
(新聞記事では、3月中の休止となっていましたが、実際は4月11日休止となりました。)

【スクラップしていた新聞記事から引用します。】
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『国宝姫路城と並んで姫路市の名物になっている市営モノレールが、3月末限りで姿を消そうとしている。
7日開会の市議会で休止が正式に決まる見通しだが、10億円を超す累積赤字もさることながら、故障も相次ぎ、乗客を安全に運ぶ責任が持てなくなったというのが、休止の理由。

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時代を先取りした交通機関として華々しくデビュー、8年間走り続けてきたモノレールだが、改めてモノレールが見直されようとしている時だけに、いかにも皮肉な"引退"だ。

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このモノレールは昭和41年春、手柄山中央公園で開かれた姫路博覧会場へ、見物客を運ぶ輸送機関として登場した。
中央公園と国鉄(JR)姫路駅西間1.63kmだが、将来は、飾磨・網干の臨海部まで延ばす計画だった。

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当時、モノレールと言えば東京の都心と羽田空港をつなぐ"足"として知られているだけで、市民の"足"として登場したのは、これが初めてだった。

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だが、期待外れだった。開業当初、珍しさも手伝って結構賑わった乗客も、半年を過ぎた頃から激減し、初年度の乗客数は僅か40万人で、市が見込んでいた110万人の半分にも満たず、6,000万円近い赤字を出して、スタートから関係者を慌てさせた。

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それからも、モノレールの"受難"が続いた。乗客は年々減り、逆に赤字は雪だるま式に増え続け、この3月末には、累積赤字が遂に10億円を突破するという。

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合理化にも限界があり、再建のメドが立たないとみて、市は昭和42年秋と昭和47年7月の二度、モノレールの運航休止を市議会に提案したが、「モノレール時代がやってくる時に、休止させるのは時代に逆行する」と否決されたため、市は、泣き泣きモノレールを走らせてきた。

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白と青のツートンカラーで、座り心地の良い座席を装備し、アルミ合金で造った軽い車両が、2両連結で毎日23往復走っているが、車内はガラガラで1人の乗客も乗っていない時もあり、「空気を積んで走っている」との悪口も。
今度市議会に出された3度目の休止案は、経営難よりも寧ろ、人命にかかわる安全運行面が理由。

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この8年近くの間に、制動機や列車自動停止装置(ATS)等の故障が529件に上り、レールや車輪の磨滅も酷いにも拘らず、このモノレールを製造した日本ロッキード・モノレール社が既に解散しており、部品の取り換えや修理が難しく、安全運行を保障しかねるというわけ。議会も、今度は反対できないとの意見が強く、運航休止に同意しそう。

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しかし、いざ休止が本決まりになりそうだと聞いた市民の間からは、「モノレールが走らなくなると寂しい」との声も聴かれるというから、これまた皮肉だ。』

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『ガランとした客室。乗客はたった3人だけ。』
『休止になるまで、せめて無事故でと、モノレールを点検する係員』

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大変残念な事に、小職が訪問時に撮影した写真が、現時点では見つかりません。

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手柄山駅で友人と二人で写真を撮っていると、運転士さんと車掌さんに話しかけられ、新聞の切り抜きを見せて訪問動機を説明したところ、とても喜んで頂き、運転室に招き入れて頂いた上で、運転台を撮影させて頂いたり、友人と一緒に運転席で写真を撮ってもらいましたが、生憎その時点でフイルムを使い切っており、予備のコマに撮影されたのですが、現像してみると、当該の1枚だけが真っ黒になっていたのを、今でも悔やんでいます・・。ネットから拝借した画像で、お茶を濁します。

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最近になって、母が実家から送ってきた荷物の中に、モノレール車内の「川崎航空機・製造銘板」を撮影した写真を発見しました。ブレていますが、興奮した小学生の心理状態を御賢察頂き、御容赦願います。

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貫通路付き片運転台100型(101が手柄山向け・102が姫路向け)同士の2連で、運行されている様子。

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両運転台付車両200型(201・202)2連による、運行です。

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200型の単行です。

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101・102・201・202の4両は、廃止後、手柄山駅構内で格納されたまま、余生を過ごしました。
このうち100型2両は、近年になって記念館として整備する際に、解体されてしまいました。

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これは、川崎航空機岐阜工場で製造中の貴重な画像です。

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姫路博覧会開催時は3連で・・、

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その後は2連で運行されていました。
乗客減で、単行でも充分でしたが、万一の故障に備えて2連で運行されていた由。

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後になって完成した山陽新幹線を、アンダークロスする事になった姫路モノレール。

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山陽新幹線高架とのクリアランスが、殆ど無いのも有名でした。
確かに、「空気を運んでいる。」と揶揄されたのも、頷ける写真です・・。

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山陽新幹線を紹介した絵本で、姫路モノレールが描かれていました。

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モノレールが珍しかったのか、絵本の題材に取り上げられる事があったようです。

中間駅「大将軍(だいしょうぐん)」が組み込まれたビルの、解体が決まったというニュース動画です。↓
MBSニュース・大将軍駅ビル解体

(画像権利者の皆様、拝借させて頂きました。誠に申し訳ございませんでした。)
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tag : 姫路 モノレール 手柄山

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ecocitro

Author:ecocitro
妻・娘・息子との四人暮らしです。
【シトロエン】
《1975 GS1220 club》
亡父が1975年に新車で購入し、ブログ著者に名義変更して現有。
《1973 DS23IE pallas》
1992~2016 24年間所有。
《1972 SM2.7》
2002~2007 5年間所有。
【楽器演奏活動】
《集団演奏》
JAZZ PIANOの集団演奏活動を、目論んでいます。
《鍵盤/打楽器》
幼少時にクラシック・ピアノを習得。
学生時代の4年間は、ジャズ・ドラムの個人レッスンを受講。
社会人になってから、ジャズ・ピアノ教室で、3人の講師に師事。
【作詞/作曲/編曲】
自作曲をCuebaseで完成させる傍ら、それをネットで公開して、評価を仰ぐ事に注力します。
【ミニカー蒐集】
シトロエンGS/AとシトロエンSMモデル以外を、2017年1月に売却。
【運動】
サッカー・水泳・野球等、色々経験した結果、最も肌に合って楽しいスポーツは、バスケットボールでした。
【鉄道趣味】
山陽・阪急・阪神・神戸電鉄・神戸市電・姫路モノレール・地方ローカル鉄道・軽便鉄道が好きです。
【ミリタリー】
戦史・戦記・飛行機・船舶・兵器・空戦・海戦・軍人について、特に造詣を深めています。
【アイドル】
偶然、「初の選抜総選挙1位戴冠」をテレビ視聴していた事から、指原莉乃さんの在宅・ライトファンとなりました。

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