良く聴いた音楽

井上鑑
桐朋学園大学音楽学部作曲科在学中から、CM音楽を初めとする作編曲・キーボード演奏の活動を始めました。
1970年代後半からは、フュージョングループPARACHUTEや大瀧詠一のユニットに参加したり、ピンクレディーのヒット曲にキーボード奏者として参加したりしています。
1981年、寺尾聰の『ルビーの指環』、同アルバム『REFLECTIONS』で第23回日本レコード大賞編曲賞受賞し、同年、『GRAVITATIONS』(ヨコハマタイヤASPEC TV-CM)でソロアーティストとしてデビューします。
1982年にデビューアルバム『予言者の夢(PROPHETIC DREAM)』を発表し、以降、13枚のオリジナルアルバムを発表。
1980年代、在籍していた東芝EMIの「ニューウェーブ4人衆」(稲垣潤一、安部恭弘、鈴木雄大、井上鑑)の一角として注目を浴びました。
その後、アレンジャー・プロデューサー・キーボディストとして、数多くのミュージシャンのアルバムやコンサートに参加。
大瀧詠一とは「師弟関係」という程の繋がりがあるとか、アレンジャーとして関わったTHE ALFEEの高見沢俊彦に、エレクトリックギターを使うよう助言し、ロックバンドへの転身のきっかけを作ったという逸話もあります。

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《予言者の夢 PROPHETIC DREAM》
1. バルトークの影
2. SUBWAY-HERO
3. レティシア
4. DOUBLE-CROSSING
5. LOST PASSENGERS
6. リンドバーグ物語
7. ヒンデンブルグ号へようこそ
8. COSMONAUT コスモノート
9. GRAVITATIONS
10. ユベスキューレ
11. グラビテーションズ (ボーナス・トラック)
12. カレイドスコーピオ (ボーナス・トラック)
13. アポカリブス戦線 (ボーナス・トラック)
14. ロプノール (ボーナス・トラック)


ニキ・ラウダが運転するBMW3シリーズを、ヘリコプターから俯瞰で捉えた映像が印象的な、ヨコハマタイヤASPECのTV-CMが流れた1981年、小職は受験勉強真っ最中でしたが、運転免許取得適齢期に達していたので、CMを観て興奮し、「よし、俺もギャルとシトロエンと音楽漬けの毎日を送るぞ!」と、未だ知らぬ大学生活に思いを馳せ、一人身震いしたのを面映ゆく思い出します。
バックに流れていた『GRAVITATIONS』は、アレンジもさることながら、歌詞が振るっていました。


JOJO (抒情)
I KNOW (愛の)
YOU'LL SAY (妖精)

YOU'RE THE ONE ,WOO

I SHOUD (哀愁)
BE LATE (美麗)
TO SEE (陶酔)

LAY ME (黎明)
COOL ME (苦美)
SHOW ME (証明)

YOU'RE THE ONE ,WOO

YOU'LL GO (融合)
ONE WAY (暗影)
SWEET ROAD (水路)

言葉の遊びと言ってしまえばそれまでですが、友人から「英語に聞こえる日本語やねんぞ!」と言われた時は、ほとほと感心しました。(落ち着いて聞けば、ちゃんと英語で歌っていますが・・。)
小職にとっては、日本語のカッコ良さに気付かせてくれた、数少ないアレンジャーの一人です。
フュージョン・ドラム小僧だった当時は、レコーディングメンバー(林立夫、山木秀夫 drums 岡沢茂、高水健司、後藤次利、田中章弘 bass 今剛、野呂一生、鈴木茂、松原正樹 guitar)にも魅かれ、テクニックを盗もうと躍起になったものでした。
1曲目の「バルトークの影」は、出だしからスティーリー・ダンの「JOSIE」のアレンジを、意図的にそのまま流用する等、全体的にスティーリー・ダンを、かなり意識したサウンドになっています。
結果的に松任谷正隆さんより早く、小職にアレンジャーという職業に興味を持たせてくれた人が、井上鑑さんです。

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《CRYPTOGRA》
01 SHELL
02 フィストフェレスとのドライブ
03夏の夜の夢:オースゴールストランの海辺
04クリスチャニア・ボエーム (エドワルド・ムンクの肖像)
05 KICK-IT-OUT!
06(SEND ME A)CRYPTOGRAM
07冬の鏡:風の鏡
08 PABLOに
09 FLASH-BACKS
10 WAVERS #2:オーロラ
11(SEND ME A)CRYPTOGRAM(featuring・ヤマキコハル)
12 KICK-IT-OUT!(Live Version at Blues Alley Japan 28th Apr.2009)

井上鑑のセカンド・アルバムであり、初のロンドン録音作品です。
ジェネシス周辺やブランドXで活躍するベーシスト、ジョン・ギブリンや、アラン・パーソンズ・プロジェクトやパイロットのギタリスト、イアン・ベアンソン等、英国の錚々たるミュージシャンが多数参加しています。
エンジニアとサウンド・プロデューサーに、ケイト・ブッシュやプリファブ・スプラウト等を手掛けるJon Kellyを迎え、ブリティシュ・プログレッシヴロックを意識させるサウンド作りが行われています。
あまりプログレを聴かなかった小職ですが、このアルバムでは、シンセサイザーの音色や和音、弾くタイミング等が勉強になりました。
然しながら最も印象的だったのは、ギターでした。
ストローク・アルペジオ・スリーフィンガー程度は嗜む小職ですが、これほど多彩な奏法を一度に聴かされると、「やはりプロは流石だな。」と納得せざるを得ませんでした。


(この動画はYou Tubeで御覧ください。の部分をクリックし、別画面で、お楽しみ下さい。)

井上鑑(arrange)、村上ポンタ(ds.)、大村憲司(g.)、高水健司(b)、中西康晴(Key)
Chaka・Epo・坂崎幸之助・楠瀬誠志郎(Vo)

『The Recording』という、1992年にWOWOWで放送されていた、月一回の音楽番組で演奏する、MASTER'S BANDです。
わずか6回の放送で終わってしまったのですが、「ミュージシャンは見ろ!」というサブタイトルの如く、現在では考えられない程、マニアックな番組でした。
井上 鑑(Key)率いるMASTER'S BAND(村上秀一、高水健司、大村憲司、中西康晴、CHAKA)が毎回ゲストを迎え、カヴァー曲(洋楽、邦楽)7曲をレコーディング(一発録り)していく模様を、ドキュメンタリーで追っていくという形式です。
ゲストは、上田正樹、楠瀬誠志郎、坂崎幸之助、EPO、TOSHI、泉谷しげる、近藤房之助、寺田恵子、金子マリ、チャー、など多士済々。
カヴァーされた曲も、ティン・パン系など、ややマニアックな曲が多かった由。
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テーマ : みんなに知ってもらいたい
ジャンル : 日記

tag : 井上鑑 MASTER'S BAND

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プロフィール

ecocitro

Author:ecocitro
妻・娘・息子との四人暮らしです。
【シトロエン】
《1975 GS1220 club》
《1973 DS23IE pallas》
1992~2016 24年間所有。
《1972 SM2.7》
5年間所有。
【楽器演奏活動】
《集団演奏》
JAZZ PIANOの集団演奏活動を、目論んでいます。
《鍵盤/打楽器》
幼少時にクラシック・ピアノを習得。
学生時代の4年間は、ジャズ・ドラムの個人レッスンを受講。
社会人になってから、ジャズ・ピアノ教室で、3人の講師に師事。
【作詞/作曲/編曲】
自作曲をCuebaseで完成させる傍ら、それをネットで公開して、評価を仰ぐ事に注力します。
【ミニカー蒐集】
シトロエンGS/AとシトロエンSMモデル以外を、2017年1月に売却。
【運動】
サッカー・水泳・野球等、色々経験した結果、最も肌に合って楽しいスポーツは、バスケットボールでした。
【鉄道趣味】
山陽・阪急・阪神・神戸電鉄・神戸市電・姫路モノレール・地方ローカル鉄道・軽便鉄道が好きです。
【ミリタリー】
戦史・戦記・飛行機・船舶・兵器・空戦・海戦・軍人について、特に造詣を深めています。
【アイドル】
偶然、「初の選抜総選挙1位戴冠」をテレビ視聴していた事から、指原莉乃さんの在宅・ライトファンとなりました。

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