シトロエンDSカラー・コード。

BLEU LAGUNE AC 639 (1974-75)
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珊瑚礁(LAGUNE)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つです。
熱帯地方の25-30℃程の水温・3-4%程の高い塩分濃度・水深30m迄の浅くて清らかな海域は、造礁サンゴの繁殖に適している為、外洋に面した海岸に珊瑚礁が発達する例が多く見られます。

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1974モデルイヤー・D・Superとの事ですが、ルーフ(屋根)の色が、AC088 Blanc Meijeで塗られているように思えます。
1971モデルイヤー以降、Dspecialのルーフは、全てAC088 Blanc Meijeで塗られ、Dsuper・Dsuper5は、全てボディと同色になりましたから、当該車両がD・Superであるなら、屋根も、BLEU LAGUNE AC 639 で塗装されているはずです。
従って、1974モデルイヤー・D・Specialと判断します。
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ナンバープレート周囲の、スリットが入ったプレートですが、本来は黒塗装です。従って、再塗装車両だと判断します。
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DS」シリーズではなく、廉価版たる「D」シリーズの為、トランクリッド上のダブルシェブロンのエンブレムが、銀色であることに注意して下さい。(DSシリーズでは、金色になります。)
本来であれば、トランクリッド右下部分に、「DSpecial」の文字を黒くエッチングした、アルミ製プレートが付いているはずですが、再塗装時に剥がした際に、出来上がった当該車両を「DSuper」と偽るのに、このプレートが邪魔になり、敢えて貼付していないと思われます。

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特異なサイズの前後ナンバープレート、透明なフロント・ウインカーレンズ、フロントフェンダーに付いたサイドマーカー・ランプ、等から、イタリア輸出仕様と判断します。
更に、ハーフサイズのホイルキャップ、トランクリッドの銀色の「ダブルシェブロン」のエンブレム(1個取れてしまってます。)、AC088 Blanc Meijeで塗られたルーフ、等から、1974~75モデルイヤー・Dspecialと考えます。
トランクリッドのグレードバッジが無いのに、Dspecialと判断した理由は、以下です。
①1969年9月に廉価版「ID」の名称が消え、全て「DS」と呼ばれるようになった際、輸出仕様はDspecialのみハーフサイズのホイルキャップで、Dsuper・Dsuper5はフルサイズのDS用ホイルキャップを装着していました。
②1971モデルイヤー以降、Dspecialのルーフは、全てAC088 Blanc Meijeで塗られ、Dsuper・Dsuper5は、全てボディと同色になりました。

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焦げ茶色のプラスティック製ウインカー・ハウジングから、フランス国内仕様と分かり、1969年9月以降は塗装となった、ホワイトのルーフを装着(Dsuper・Dsuper5はボディと同色のルーフ)している事から、Dspecialと判断します。

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ハーフサイズのホイルキャップから、DspecialかDsuperかDsuper5の何れかと推測します。

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"うね"模様が施され、大型のアームレストが装着されているのは、Dspecialと共通ですが、メッキのハンドル類から、Dsuper5と判断します。(Dspecial・Dsuperのハンドル類は、白色プラスティック製です。)

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後部座席の背もたれ位置から、DS23ブレークと推察します。

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後部座席形状から、DS23ブレークと推察します。
この個体のように、フルサイズのDS用ホイルキャップを装着したブレークも、数多く存在しました。

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シトロエンDSの後継車種である、シトロエンCXに塗られた、BLEU LAGUNE AC 639 です。
メタリック・カラーと異なり、高級感は出ませんが、いかにも質実剛健な実用車と言う感じがして、くすんだ感じのソリッド・カラーには、独特の魅力があると思います。

BLEU DELTA AC 640 (1974-75)
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三角州(DELTA)は、河水の運搬してきた土砂が河口付近に堆積して出来た地形で、枝分かれした2本以上の河川と海で囲まれた三角形に近い形をしている所から、こう呼ばれています。
ギリシア文字のデルタ(Δ)に似ていることから、デルタ地帯とも呼ばれます。

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1975年4月、最後にロールアウトした1,330,755台目のDS23(IEのpallasだったと思います。)が、この色でした。

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1974モデルイヤー・DS23IE・pallasです。
pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル⑤Cピラー・トリムパネルに付けられた「Pallas」バッジ、に注意して下さい。

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透明のフロントウインカー・レンズ、フロントフェンダーに付いたオレンジ色のサイドマーカーから、イタリア仕様と判定できます。
pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。ルーフアンテナを立てる角度で、見栄えが変わりますね。

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ステアリングと連動する補助ヘッドライト、pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。
オプションのビニールレザー・ルーフを装着しており、アンテナはフロントウインドウ上端に取りつけています。
サイドシル側面下側のパネルは1972年10月以降、表面に細かい凹凸の付いたアルミ製となりましたが、当該車は、それ以前のタイプである無地ステンレス製に交換されているように思われます。

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1975モデルイヤー・DS20・pallasです。
pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、に注意して下さい。
GH社製ボンネット・オーナメントを装着しています。窓にフィルムを貼っているようですが、DSには似合いませんね・・・。

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ステアリングと連動する補助ヘッドライト、pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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pallasグレード専用の①ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル
②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④Cピラー・トリムパネルに付けられた「Pallas」バッジ⑤トランクリッドのグレード・バッジ、等から、DS23IEのpallasであると判断します。

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pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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特殊バフ仕上げのCピラー・トリムパネルが美しく、1973モデルイヤー以降に採用された「Pallas」バッジ(それ以前は「DS」のバッジでした。従って、1972モデルイヤーで生産終了したDS21pallasでは、「Pallas」バッジ装着車は存在しません。)が、誇らしげなDSの部分ショット。晴れてオーナーとなった暁には、誰しも、一度は選びたくなる構図です。

《これにて、シトロエンDSに於けるカラーコードACの解説は、ひとまず終了でございます。
ご覧頂きまして、誠に有難うございました。》
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シトロエンはブルー系がよく似合う

AC639ブルーラグーンは個人的に大好きなボディカラーです。このブルーラグーンを纏ったGS1220Clubは私が小学生だった頃の父親の愛車でした。75年2月新車登録で、その後のGSよりもフロントシートのサイズが大きく筒型のヘッドレストが付いた特徴のある年式でした。懐かしいあの頃のGSにもう一度乗ってみたいな…

AC639

元シトロエン乗りR様、コメントありがとうございました。

筒型ヘッドレストは、1973~1974モデルイヤーだったと思いますが、恥ずかしながら寡聞にて、定かではありません。調べてみます。

ソリッド・カラーの場合、小職も、ブルー系塗装のシトロエンを贔屓にしております。
pallas系には、高級感のあるメタリック・カラーが、フィットするように感じます。

遠からず、「シトロエンGS/A・ACコード」を加筆・再掲連載致しますので、請う、御期待!

No title

私の記憶では75年の秋からの76年モデルになりフロントシートとヘッドレストの形状が変更、センターコンソールに小さなBoxが付きシフトレバーの位置が後のパラスなどと同じになる。外観はモデル名を記すバッジがGS1220ClubシルバーからGS Clubゴールドに変更。1000キロ、5000キロ時の点検や修理にデモカーのGSを代車に借りていましたが我が家のGSと同じタイプでした。赤やグリーンメタリックを何度か借りていた記憶があります。GSパラスのソリッドブルーの正式名が気になります。カーセンサーネットで出てますね。

ヘッドレスト・グレードバッジ

亡父が新車で購入した1220clubは、車台番号から推察して、74年10~11月生産の1975モデルイヤー車でしたが、既に断面が台形の新型ヘッドレストになっていました。
GSのヘッドレスト付きの画像を探し出し、モデルイヤーを特定するのは、案外苦労しますが、1971~1973モデルイヤー車までは、円筒形ヘッドレスト装着車を確認できました。従って、貴殿の御父様の75年2月新車登録1220clubが、74年8月以前生産の1974モデルイヤー車であるとしたら、「1975モデルイヤー車から、ヘッドレストのデザインが変更になった。」として辻褄が合うのですが・・。
亡父は、並行輸入業者から75年12月に購入しましたので、ラインオフ直後の個体を宛がわれたようです。
グレード・バッジに関しては、嘗て、金色がかったプレートを何処かで見た記憶もありますが、松本市Y氏のストック・ヤードで見た、76モデルイヤーと思しきclubや、76・77モデルイヤーのカタログを見ても、銀色だったように記憶します。(印刷の発色具合も、影響しているかも。)
若しかしたら、76モデルイヤー単年度の変更で、後に元に戻したのかも知れません。
尚、シフトレバーの位置が後退し、シフトレバーが元あった位置にボックスが出来たのは、75モデルイヤー車からで、現に亡父のGSでは変更済みでした。
73~77モデルイヤーに関しては、未知な部分が多いですね。貴殿とは、杯を傾けながら、腰を落ち着けてGS談義をしたいと感じます。

GSバッジ

Französische Klassiker - OnlineshopでもGS Club'Goldenとあり、やはり金色の様です。私の記憶を辿っても1220の数字が無くなった76年モデルは全て金色だったと思います。展示会や修理などでディーラーに立ち寄った際は穴のあくほどGSやCXを観察し、ノートや教科書にもシトロエンの落書きをしている様な変わった子供でしたから(笑)多分間違い無いと思います。後のパラスはシルバーのバッジですね。79年モデルからバッジが無くなりますが。本国の正式なモデルイヤーと日本仕様の年式と異なっているのは日本仕様は初年度登録が年式になっている場合が多いからでしょうね。私が所有していたCXも正式なモデルイヤーは1978年ですが、初年度登録が昭和54年9月だったので79年式として関東の某店で販売されていました。GS以上にCXは日本仕様に限って言えば無茶苦茶ですね。特に81〜83年式前半までは完全に初年度登録が年式になっていました。高額で不人気車種ゆえのことでしょうね。因みに日本仕様のCX2400パラス/プレステージCマチックの81〜83年登録車は全て80年モデルの売れ残りです。管理人様の仰る通り未知な部分が多いシトロエンですが、そういった部分が少しずつ解明していくのも楽しみの一つですね。機会があれば是非、シトロエン談義をしたいですね。
プロフィール

ecocitro

Author:ecocitro
妻・娘・息子との四人暮らしです。
【シトロエン】
《1975 GS1220 club》
《1973 DS23IE pallas》
1992~2016 24年間所有。
《1972 SM2.7》
5年間所有。
【楽器演奏活動】
《集団演奏》
JAZZ PIANOの集団演奏活動を、目論んでいます。
《鍵盤/打楽器》
幼少時にクラシック・ピアノを習得。
学生時代の4年間は、ジャズ・ドラムの個人レッスンを受講。
社会人になってから、ジャズ・ピアノ教室で、3人の講師に師事。
【作詞/作曲/編曲】
自作曲をCuebaseで完成させる傍ら、それをネットで公開して、評価を仰ぐ事に注力します。
【ミニカー蒐集】
シトロエンGS/AとシトロエンSMモデル以外を、2017年1月に売却。
【運動】
サッカー・水泳・野球等、色々経験した結果、最も肌に合って楽しいスポーツは、バスケットボールでした。
【鉄道趣味】
山陽・阪急・阪神・神戸電鉄・神戸市電・姫路モノレール・地方ローカル鉄道・軽便鉄道が好きです。
【ミリタリー】
戦史・戦記・飛行機・船舶・兵器・空戦・海戦・軍人について、特に造詣を深めています。
【アイドル】
偶然、「初の選抜総選挙1位戴冠」をテレビ視聴していた事から、指原莉乃さんの在宅・ライトファンとなりました。

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