シトロエンDSカラー・コード。

BLEU LAGUNE AC 639 (1974-75)
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珊瑚礁(LAGUNE)は、造礁サンゴの群落によって作られた地形の一つです。
熱帯地方の25-30℃程の水温・3-4%程の高い塩分濃度・水深30m迄の浅くて清らかな海域は、造礁サンゴの繁殖に適している為、外洋に面した海岸に珊瑚礁が発達する例が多く見られます。

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1974モデルイヤー・D・Superとの事ですが、ルーフ(屋根)の色が、AC088 Blanc Meijeで塗られているように思えます。
1971モデルイヤー以降、Dspecialのルーフは、全てAC088 Blanc Meijeで塗られ、Dsuper・Dsuper5は、全てボディと同色になりましたから、当該車両がD・Superであるなら、屋根も、BLEU LAGUNE AC 639 で塗装されているはずです。
従って、1974モデルイヤー・D・Specialと判断します。
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ナンバープレート周囲の、スリットが入ったプレートですが、本来は黒塗装です。従って、再塗装車両だと判断します。
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DS」シリーズではなく、廉価版たる「D」シリーズの為、トランクリッド上のダブルシェブロンのエンブレムが、銀色であることに注意して下さい。(DSシリーズでは、金色になります。)
本来であれば、トランクリッド右下部分に、「DSpecial」の文字を黒くエッチングした、アルミ製プレートが付いているはずですが、再塗装時に剥がした際に、出来上がった当該車両を「DSuper」と偽るのに、このプレートが邪魔になり、敢えて貼付していないと思われます。

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特異なサイズの前後ナンバープレート、透明なフロント・ウインカーレンズ、フロントフェンダーに付いたサイドマーカー・ランプ、等から、イタリア輸出仕様と判断します。
更に、ハーフサイズのホイルキャップ、トランクリッドの銀色の「ダブルシェブロン」のエンブレム(1個取れてしまってます。)、AC088 Blanc Meijeで塗られたルーフ、等から、1974~75モデルイヤー・Dspecialと考えます。
トランクリッドのグレードバッジが無いのに、Dspecialと判断した理由は、以下です。
①1969年9月に廉価版「ID」の名称が消え、全て「DS」と呼ばれるようになった際、輸出仕様はDspecialのみハーフサイズのホイルキャップで、Dsuper・Dsuper5はフルサイズのDS用ホイルキャップを装着していました。
②1971モデルイヤー以降、Dspecialのルーフは、全てAC088 Blanc Meijeで塗られ、Dsuper・Dsuper5は、全てボディと同色になりました。

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焦げ茶色のプラスティック製ウインカー・ハウジングから、フランス国内仕様と分かり、1969年9月以降は塗装となった、ホワイトのルーフを装着(Dsuper・Dsuper5はボディと同色のルーフ)している事から、Dspecialと判断します。

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ハーフサイズのホイルキャップから、DspecialかDsuperかDsuper5の何れかと推測します。

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"うね"模様が施され、大型のアームレストが装着されているのは、Dspecialと共通ですが、メッキのハンドル類から、Dsuper5と判断します。(Dspecial・Dsuperのハンドル類は、白色プラスティック製です。)

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後部座席の背もたれ位置から、DS23ブレークと推察します。

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後部座席形状から、DS23ブレークと推察します。
この個体のように、フルサイズのDS用ホイルキャップを装着したブレークも、数多く存在しました。

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シトロエンDSの後継車種である、シトロエンCXに塗られた、BLEU LAGUNE AC 639 です。
メタリック・カラーと異なり、高級感は出ませんが、いかにも質実剛健な実用車と言う感じがして、くすんだ感じのソリッド・カラーには、独特の魅力があると思います。

BLEU DELTA AC 640 (1974-75)
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三角州(DELTA)は、河水の運搬してきた土砂が河口付近に堆積して出来た地形で、枝分かれした2本以上の河川と海で囲まれた三角形に近い形をしている所から、こう呼ばれています。
ギリシア文字のデルタ(Δ)に似ていることから、デルタ地帯とも呼ばれます。

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1975年4月、最後にロールアウトした1,330,755台目のDS23(IEのpallasだったと思います。)が、この色でした。

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1974モデルイヤー・DS23IE・pallasです。
pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル⑤Cピラー・トリムパネルに付けられた「Pallas」バッジ、に注意して下さい。

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透明のフロントウインカー・レンズ、フロントフェンダーに付いたオレンジ色のサイドマーカーから、イタリア仕様と判定できます。
pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。ルーフアンテナを立てる角度で、見栄えが変わりますね。

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ステアリングと連動する補助ヘッドライト、pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。
オプションのビニールレザー・ルーフを装着しており、アンテナはフロントウインドウ上端に取りつけています。
サイドシル側面下側のパネルは1972年10月以降、表面に細かい凹凸の付いたアルミ製となりましたが、当該車は、それ以前のタイプである無地ステンレス製に交換されているように思われます。

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1975モデルイヤー・DS20・pallasです。
pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、に注意して下さい。
GH社製ボンネット・オーナメントを装着しています。窓にフィルムを貼っているようですが、DSには似合いませんね・・・。

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ステアリングと連動する補助ヘッドライト、pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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pallasグレード専用の①ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル
②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④Cピラー・トリムパネルに付けられた「Pallas」バッジ⑤トランクリッドのグレード・バッジ、等から、DS23IEのpallasであると判断します。

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pallasグレード専用の①ホイルキャップ②フロント&リアフェンダー・前後ドアに取りつけられたステンレス製のプロテクションモール③ドアとフェンダー上下の縁に取りつけられたステンレス・トリム④ステンレスに似たバフ仕上げアルマイトで出来た、溝の無いデザインのB/Cピラーのトリムパネル、等から、DS20かDS23かDS23IEのpallasであると推察します。

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特殊バフ仕上げのCピラー・トリムパネルが美しく、1973モデルイヤー以降に採用された「Pallas」バッジ(それ以前は「DS」のバッジでした。従って、1972モデルイヤーで生産終了したDS21pallasでは、「Pallas」バッジ装着車は存在しません。)が、誇らしげなDSの部分ショット。晴れてオーナーとなった暁には、誰しも、一度は選びたくなる構図です。

《これにて、シトロエンDSに於けるカラーコードACの解説は、ひとまず終了でございます。
ご覧頂きまして、誠に有難うございました。》
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シトロエンDSカラー・コード。

BLEU CAMARGUE AC 635 (1972-73)
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カマルグ (Camargue) とは、アルルで二又に分岐したローヌ川(グラン・ローヌ、プティ・ローヌ)と地中海に囲まれたフランス南部の三角州地帯の事です。
カマルグの中心はヴァカレス湖 (l'Etang du Vaccarès) であり、海沿いの一帯は複数の塩湖で区切られています。

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南部の湿地帯には塩生植物で形成された珍しい生態系が存在し、また、塩水の湖や池がオオフラミンゴの生息に適しており、ヨーロッパ随一の一オオフラミンゴ繁殖地を形成しています。
これらを育む湿地帯の「水面の色」を表現したものでしょうか?

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更に、牛や馬の放牧も行われており、半野生化した「カマルグの白い馬」の美しさは有名です。

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今日フランス国内の多くの場所では家畜の放牧はほとんど見られなくなっており、そのためにジャン・アンリ・ファーブルが研究したことで有名な、「スカラベ(フンコロガシ)」は、ここでしか見られなくなっています。

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トランクリッドにある、1972年9月採用の「文字を黒くエッチングしたステンレス調のプレート」から、1973モデルイヤー・DS20・pallasと推察します。
1971モデルイヤー以降、DSシリーズは全車、ルーフとボディの色が同じになりました。従って当該車は、塗り替えていることになります。
pallas仕様の特徴である、ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー上下縁のステンレス・トリム、Cピラーに入ったDSのロゴマーク、専用のホイルキャップ、ステンレスに似たバフ仕上げのアルマイト製・B/Cピラーのトリム、に注意して下さい。

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ハーフサイズのホイルキャップと、1969モデルイヤーから登場した、Targaと呼ばれるビニール・レザーのシート生地から、廉価版「ID」シリーズ最後期の、Dspecial・Dsuper・Dsuper5の何れかであると推察します。
標準シリーズ「DS」に採用されていた「セルフレベリング及びステアリング連動式ヘッドランプ」ですが、廉価版たる「ID」シリーズに於いても、この車のようにパワーステアリング仕様車(パワーステアリングが「ID」シリーズのオプションになったのは、1962年10月です。)には、オプションで装着可能でした。
ちなみに、「ID」シリーズでオプション扱いだったパワーステアリングですが、後年になると、装着しない車の方が少なく、ほぼ標準化していたそうです。

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トランクリッドのグレードバッジ(Dsuperだと思われます。)が細長い棒の上に斜体文字が付いたタイプですので、1969年9月~1972年6月までの車体である事が分かり、1971年9月から採用の、埋め込み型ドアハンドルである事から、この車は1972モデルイヤー・Dspecialであると判断できます。
フランス国内向けIDモデルは、リア・ウインカー・ハウジングが、焦げ茶色のプラスティック製でした。
この車も、1969モデルイヤーから登場したタルガ(Targa)と呼ばれる、ビニール・レザー生地のシートとなっています。タルガは茶色(Tabac)と黒色(Noir)の2種があり、IDモデルでは1969年9月から、このタルガが標準生地となり、ジャージ・ベロア生地はオプション扱いでした。

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1973モデルイヤー・DS20かDS23の、ブレーク若しくはファミリアールと推察します。
1972年9月の1973モデルイヤー以降、全てのシリーズが「DS」の名を冠するようになったので、ブレークのホイルキャップもフルサイズのDS仕様になりました。ボンネットに、Robri社製オーナメントを取り付けています。

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ハーフサイズのホイルキャップから、1972モデルイヤー・ID20かID21の、ブレーク若しくはファミリアールと推察します。

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フルサイズのホイルキャップから、DS21かDS21IEかDS23かDS23IEと推察します。

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ハーフサイズのホイルキャップから、ID20かDspecialかDsuperかDsuper5の何れかと推測します。
1972年9月に、全てのモデルに「DS」の名が冠されるようになっても、フランス国内のDspecial・Dsuper・Dsuper5には、生産終了までハーフサイズのホイルキャップが装着されました。

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トランクリッドのグレードバッジが、1972年7月採用の、文字を黒くエッチングしたアルミ製プレートではなく、それ以前の、細長い棒の上に斜体文字のついた、メッキ仕上げのプラスティック製タイプであることから、1972モデルイヤー・DspecialかDsuperと考えます。(高性能車種・Dsuper5が登場するのは、1972年7月。)

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AC635に塗られたDSとGSです。上品な良い色だと思います。

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シトロエンDSカラーコード。

BLEU PLATINE AC 632 (1970-71)
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貴金属の世界で言えば、少し青み掛かった白金(Pt)を指しますが、色彩の世界で「プラチナ」という語は、どうやら《メタリック系統のキラキラした色》を表現する場合に、用いられると考えられます。「薄い色」の場合が多いようです。

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B・Cピラーのアルミ製パネルに入った横溝の細かさが確認出来なので、DSかIDか迷うところですが、フルサイズホイルキャップを信じるなら、DS20・DS21・DS21IEの何れかです。DSを装ったIDとするならば、DspecialかDsuperです。

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ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー下部縁のステンレス・トリム、Cピラーに入ったDSのロゴマーク、専用のホイルキャップ、等から、DS20かDS21かDS21IEのpallasであると推測します。

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ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー下部縁のステンレス・トリム、Cピラーに入ったDSのロゴマーク、専用のホイルキャップ、トランクリッドの2段になったバッジ等から、DS21IEのpallasであると推測します。

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ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー下部縁のステンレス・トリム、Cピラーに入ったDSのロゴマーク、専用のホイルキャップ、等から、DS20かDS21かDS21IEのpallasであると推測します。
ルーフパネルの色がAC095 Gris Nacreになっていますが、1970モデルイヤーまで、DSモデルでは、ボディカラーと同色か、モデルイヤー毎の選択肢(1970モデルイヤーでは、AC421・AC095・AC093・AC630・AC632の5色)の中からしか選べませんでした。1971モデルイヤー以降、DSモデルのルーフは、全車ボディカラーと同色になりました。

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ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー下部縁のステンレス・トリム、Cピラーに入ったDSのロゴマーク、専用のホイルキャップ、トランクリッドのバッジ等から、DS21のpallasであると推測します。
このDSは米国輸出仕様であり、ヘッドライトがシールドビームの固定式となり、前面のガラスカバーが付きません。
ウインカーはアンダートレイに丸型の物が付き、本来のウインカー位置はナプレートで塞がれており、その後ろに法規で義務付けられたサイドリフレクターが備わります。
ヘッドライトハウジングが銀色に塗られているのはノンオリジナルで、本来はボディと同色塗装です。
オリジナルサイズとは異なるホワイトリボンタイヤを装着していますが、これが似合うか否かの判断は難しい所です。
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米国仕様は独立したナンバープレート・ホルダーを装備しており、法規に合わせた丸型ルーカス製ユニットを装着していました。
バックアップランプが装備されたのは1971年7月以降で、それまでは赤色ストップランプとテールランプが並んでいました。ウインカーレンズも、側面から確認できるように、レンズ全体が突出した形状となっています。

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ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー下部縁のステンレス・トリム、Cピラーに入ったDSのロゴマーク、専用のホイルキャップ、等から、DS20かDS21かDS21IEのpallasであると推測します。
pallas仕様車は、ドア内装上部に「うね」が縫い込まれた、ビニールレザーを取り付けていました。運転席側のアームレストも標準装備で、内装生地は、Blue Andalou色のジャージー・ベロアです。

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この画像からでは、DS20・DS21・DS21IE・Dspecial・Dsuperを識別できません。
ドア上部縁のステンレス・トリムが見えない事から、pallasグレードでないことだけは確認できます。
(小職にも、子供達が独立後に、夫婦二人笑顔してDSに乗る日が来るのでしょうか?)

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オートサロンに展示されたDS21IE・pallasとコンパニオン嬢です。
彼女のコスチュームが、時代を物語っていますね。

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AC632で塗られたSM。GSやCXにも似合いそうな色です。

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シトロエンDSカラーコード。

BLEU DANUBE AC 630 (1970)
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ドナウ川(Danube)は、ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州の森林地帯に端を発し、旧東欧各国を含む10ヶ国を通って黒海に注ぐ、ヴォルガ川に次いでヨーロッパで2番目に長い、全長2,850kmの大河です。
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その青く澄んだ川面は有名で、ヨハン・シュトラウス2世によって1867年に作曲されたワルツ『美しく青きドナウ』の合唱版に、その華麗さが歌われています。

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トランクリッドのエンブレムとACコード採用年度から、1970モデルイヤー・DS20と判断します。
Cピラーのアルミ製トリムに刻まれた、幅6ミリの溝(IDシリーズは、幅3ミリ)や、初期型テールランプレンズの形状が良く分かります。
ハウジングを持たない小型のリフレクターになったのは、1959年9月からで、生産終了まで形状変化しませんでした。

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CピラーのDSより細かい横溝のアルミパネルと、ACコード採用年度から、1970モデルイヤー・DspecialかDsuperと思われ、ステンレス製ウインカーハウジングから、ヨーロッパ市場向け輸出モデルと判断します。
ステアリング・ホイールに巻かれたテープは白色ですが、1964年9月にIDがダッシュボード・デザインの変更を受けた際に、黒色テープに変更されていますので、これはノンオリジナル。
本来なら、トランクリッドにDspecialかDsuperのバッジが付くはずで、一回り大きく角張ったテールランプも、1972モデルイヤー以降の物です。
1970モデルイヤーのみ、Dspecialの屋根はBlanc Cygne、Dsuperの屋根はボディカラーと同色(少数)あるいは対照的な色となりました。従って、この車は屋根の色を塗り替えている事になります。

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フルサイズのホイルキャップとリアウインカーのステンレス製ハウジングしか判断材料がありませんが、恐らく1970モデルイヤー・DS20かDS21と思われます。

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フロントウインドー・ラバーシールがDS用の灰色になっていますが、ハーフサイズのホイルキャップ、CピラーのDSより細かい横溝のアルミパネル、ACコード採用年度等から、1970モデルイヤー・Dspeciaと思われ、ステンレス製ウインカーハウジングから、ヨーロッパ市場向け輸出モデルと判断します。
1970モデルイヤーのみ、Dspecialの屋根はBlanc Cygneで塗装され、Dsuperの屋根はボディカラーと同色(少数)あるいは対照的な色となりました。従って、この車がDspecialである事がわかります。
フロントドア前に付くフラッシャーは、オランダかベルギー輸出仕様のオプション品だったと思います。識者のコメントを頂ければ幸甚です。

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フロントウインドー向こう側に僅かにハイドロシフトノブが確認できるので、この車がDSである事が判り、ステンレス製のプロテクションモール、ドアとフェンダー下部縁のステンレス・トリム、専用のホイルキャップ、ACコード採用年度、等から、1970モデルイヤー・DS20かDS21かDS21IEのpallasであると推測します。

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ACコード採用年度と後部座席の位置から、1970モデルイヤー・ID20かID21のBreakと推察します。
内装は黒色の「タルガ」と呼ばれるビニール・レザーで、Breakの標準仕様であり、ジャージー・ベロア仕様はオプションでした。

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フランス赤十字社のアンビュランスに用いられたのが、AC630でした。

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シトロエンDSカラーコード。

BLEU ANDALOU AC 623 (1968-69)《DSシリーズ専用色》
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アンダルシア州(Andalucía)は、スペインを構成する自治州の一つです。スペイン南部に位置し、西にポルトガル、南には地中海・ジブラルタル海峡・大西洋があります。
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「コスタ・デル・ソル(太陽海岸)」はアンダルシア州マラガ県にある海岸で、地中海に面したリゾート地です。
AC623は、この真っ青な空と地中海を表現した色と思われます。

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DS用のフルサイズホイルキャップから、パッと見は、pallas専用のサイドプロテクションモールを取り付けたDSに見えますが、フロントウインドー・ラバーシールが黒色である事、トランクリッドのダブルシェブロンが銀色である事、ダッシュボード上端の曲線がグローブボックス部分まで伸びている事、等から、この車はID19Bであると判断できます。
従って、DS専用色のAC623を再塗装した、IDベースのDS仕様車という事になります。
(ちなみに、フロントウインドー・ラバーシールが、IDモデル用「黒色」から、DSモデルと共通の「灰色」に変わったのは、1969年9月の1970モデルイヤーからで、この年、「ID」の名称は消滅し、ID19BはDSpecialに、ID20はDSuperに変更となりました。)
フロントウインカーカバーが透明なのはイタリア仕様の特徴ですが、イタリアで装着が義務付けられていた、フロントフェンダーのオレンジ色のサイドマーカーが、この車にはありません。

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トランクリッドのダブルシェブロンが金色で、DS21のバッジが確認できることから、DSモデルと判断でき、内側に溝のついたラバーがはめ込まれたステンレス製プロテクションモール、ドアとフェンダーの上下の縁に付いたステンレス製トリム、Cピラーについた「DS」のバッジ、メッキの縁取りが付いたリアコンビネーションランプ、pallasモデル専用ホイルキャップ、ビニールレザーとなっているドア内貼り上部、等から、DS21・pallasと判断します。
リアウインドウのブラインドは有名なオプション品で、装着車を結構発見します。

dsac13071001
ダッシュボードにハイドロシフトノブが確認できる事、pallasのみのオプション指定だった革張り内装、内側に溝のついたラバーがはめ込まれたステンレス製プロテクションモール、ドアとフェンダーの上下の縁に付いたステンレス製トリム、溝が無く・ステンレスに似たバフ仕上げのB/Cピラー、Cピラーについた「DS」のバッジ、pallasモデル専用ホイルキャップ、革仕上げとなっているドア内貼り、等から、DS21・pallasと判断します。
JAEGER(イエーガー)製のメーターを取り付けた、特注ダッシュボードです。
(シャプロン・ボディ車両だけでなく、pallas仕様や通常DSモデルでも、事前にオーダーすれば取り付け可能だった由。)

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AC623コード採用時期と後部座席の位置から鑑み、ID19かID21のブレークと推察します。
但し、AC623はDS専用色でしたので、IDやブレークの場合は「再塗装車」という事になります。
GH社製のアルミ製ボンネット・オーナメントを取り付けています。pallas専用ホイルキャップ、内側に溝のついたラバーがはめ込まれたステンレス製プロテクションモール、ドアとフェンダーの下の縁に付いたステンレス製トリム、等は、ノンオリジナルです。

BLEU ANGORA AC 624 (1968)
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「アンゴラウサギ」の体毛と瞳には該当する色が無く、「アンゴラ猫」の体毛にも該当する色が無いので、「アンゴラ猫の瞳」の色にインスパイアされたと思われます。

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1968モデルイヤーのDS/IDシリーズに設定された色です。

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DS用のフルサイズホイルキャップから、パッと見は、pallas専用のサイドプロテクションモールを取り付けたDSに見えますが、フロントウインドー・ラバーシールが黒色である事、トランクリッドのダブルシェブロンが銀色である事、焦げ茶色のリアウインカー・ハウジングである事、等から、この車はID19Bであると判断できます。
GH社製のボンネット・オーナメントを取り付けています。

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トランクリッドのダブルシェブロンが銀色である事、黒に近い茶色のプラスティック製リアウインカー・ハウジング、
ハーフサイズのホイルキャップ、等から、ID19Bと推察します。
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内装材は、肘掛に見える格子模様が特徴のジャジー・ロヴィリンです。
IDモデルの特徴である、白色プラスティック製ドアハンドルと、後席用灰皿が、中央よりの1個のみとなっている事に、注意して下さい。

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ACコード採用時期と後部座席の位置から鑑み、ID19かID21のブレークと推察します。
Robri社製のサイドプロテクションモールは、オプション品です。
TAXIの行燈は、オリジナルかどうか判然としません。

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フロントウインドー・ラバーシールが黒色である事、ハーフサイズのホイルキャップ、焦げ茶色のリアウインカー・ハウジングである事、等から、この車はID19Bであると判断できます。

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フロントウインドー・ラバーシールが灰色なので、一瞬DSと勘違いしますが、中期型ダッシュボードの時代ですから、ダッシュボード上縁のラインから察するに、この車はID19Bであると判断します。(ハーフサイズのホイルキャップからも、凡その見当はつきますが・・。)
pallas専用のサイドプロテクションモール(若しかしたら他社製?)を取り付けています。

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プロフィール

ecocitro

Author:ecocitro
妻・娘・息子との四人暮らしです。
【シトロエン】
《1975 GS1220 club》
《1973 DS23IE pallas》
1992~2016 24年間所有。
《1972 SM2.7》
5年間所有。
【楽器演奏活動】
《集団演奏》
JAZZ PIANOの集団演奏活動を、目論んでいます。
《鍵盤/打楽器》
幼少時にクラシック・ピアノを習得。
学生時代の4年間は、ジャズ・ドラムの個人レッスンを受講。
社会人になってから、ジャズ・ピアノ教室で、3人の講師に師事。
【作詞/作曲/編曲】
自作曲をCuebaseで完成させる傍ら、それをネットで公開して、評価を仰ぐ事に注力します。
【ミニカー蒐集】
シトロエンGS/AとシトロエンSMモデル以外を、2017年1月に売却。
【運動】
サッカー・水泳・野球等、色々経験した結果、最も肌に合って楽しいスポーツは、バスケットボールでした。
【鉄道趣味】
山陽・阪急・阪神・神戸電鉄・神戸市電・姫路モノレール・地方ローカル鉄道・軽便鉄道が好きです。
【ミリタリー】
戦史・戦記・飛行機・船舶・兵器・空戦・海戦・軍人について、特に造詣を深めています。
【アイドル】
偶然、「初の選抜総選挙1位戴冠」をテレビ視聴していた事から、指原莉乃さんの在宅・ライトファンとなりました。

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