良く聴いた音楽

井上鑑
桐朋学園大学音楽学部作曲科在学中から、CM音楽を初めとする作編曲・キーボード演奏の活動を始めました。
1970年代後半からは、フュージョングループPARACHUTEや大瀧詠一のユニットに参加したり、ピンクレディーのヒット曲にキーボード奏者として参加したりしています。
1981年、寺尾聰の『ルビーの指環』、同アルバム『REFLECTIONS』で第23回日本レコード大賞編曲賞受賞し、同年、『GRAVITATIONS』(ヨコハマタイヤASPEC TV-CM)でソロアーティストとしてデビューします。
1982年にデビューアルバム『予言者の夢(PROPHETIC DREAM)』を発表し、以降、13枚のオリジナルアルバムを発表。
1980年代、在籍していた東芝EMIの「ニューウェーブ4人衆」(稲垣潤一、安部恭弘、鈴木雄大、井上鑑)の一角として注目を浴びました。
その後、アレンジャー・プロデューサー・キーボディストとして、数多くのミュージシャンのアルバムやコンサートに参加。
大瀧詠一とは「師弟関係」という程の繋がりがあるとか、アレンジャーとして関わったTHE ALFEEの高見沢俊彦に、エレクトリックギターを使うよう助言し、ロックバンドへの転身のきっかけを作ったという逸話もあります。

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《予言者の夢 PROPHETIC DREAM》
1. バルトークの影
2. SUBWAY-HERO
3. レティシア
4. DOUBLE-CROSSING
5. LOST PASSENGERS
6. リンドバーグ物語
7. ヒンデンブルグ号へようこそ
8. COSMONAUT コスモノート
9. GRAVITATIONS
10. ユベスキューレ
11. グラビテーションズ (ボーナス・トラック)
12. カレイドスコーピオ (ボーナス・トラック)
13. アポカリブス戦線 (ボーナス・トラック)
14. ロプノール (ボーナス・トラック)


ニキ・ラウダが運転するBMW3シリーズを、ヘリコプターから俯瞰で捉えた映像が印象的な、ヨコハマタイヤASPECのTV-CMが流れた1981年、小職は受験勉強真っ最中でしたが、運転免許取得適齢期に達していたので、CMを観て興奮し、「よし、俺もギャルとシトロエンと音楽漬けの毎日を送るぞ!」と、未だ知らぬ大学生活に思いを馳せ、一人身震いしたのを面映ゆく思い出します。
バックに流れていた『GRAVITATIONS』は、アレンジもさることながら、歌詞が振るっていました。


JOJO (抒情)
I KNOW (愛の)
YOU'LL SAY (妖精)

YOU'RE THE ONE ,WOO

I SHOUD (哀愁)
BE LATE (美麗)
TO SEE (陶酔)

LAY ME (黎明)
COOL ME (苦美)
SHOW ME (証明)

YOU'RE THE ONE ,WOO

YOU'LL GO (融合)
ONE WAY (暗影)
SWEET ROAD (水路)

言葉の遊びと言ってしまえばそれまでですが、友人から「英語に聞こえる日本語やねんぞ!」と言われた時は、ほとほと感心しました。(落ち着いて聞けば、ちゃんと英語で歌っていますが・・。)
小職にとっては、日本語のカッコ良さに気付かせてくれた、数少ないアレンジャーの一人です。
フュージョン・ドラム小僧だった当時は、レコーディングメンバー(林立夫、山木秀夫 drums 岡沢茂、高水健司、後藤次利、田中章弘 bass 今剛、野呂一生、鈴木茂、松原正樹 guitar)にも魅かれ、テクニックを盗もうと躍起になったものでした。
1曲目の「バルトークの影」は、出だしからスティーリー・ダンの「JOSIE」のアレンジを、意図的にそのまま流用する等、全体的にスティーリー・ダンを、かなり意識したサウンドになっています。
結果的に松任谷正隆さんより早く、小職にアレンジャーという職業に興味を持たせてくれた人が、井上鑑さんです。

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《CRYPTOGRA》
01 SHELL
02 フィストフェレスとのドライブ
03夏の夜の夢:オースゴールストランの海辺
04クリスチャニア・ボエーム (エドワルド・ムンクの肖像)
05 KICK-IT-OUT!
06(SEND ME A)CRYPTOGRAM
07冬の鏡:風の鏡
08 PABLOに
09 FLASH-BACKS
10 WAVERS #2:オーロラ
11(SEND ME A)CRYPTOGRAM(featuring・ヤマキコハル)
12 KICK-IT-OUT!(Live Version at Blues Alley Japan 28th Apr.2009)

井上鑑のセカンド・アルバムであり、初のロンドン録音作品です。
ジェネシス周辺やブランドXで活躍するベーシスト、ジョン・ギブリンや、アラン・パーソンズ・プロジェクトやパイロットのギタリスト、イアン・ベアンソン等、英国の錚々たるミュージシャンが多数参加しています。
エンジニアとサウンド・プロデューサーに、ケイト・ブッシュやプリファブ・スプラウト等を手掛けるJon Kellyを迎え、ブリティシュ・プログレッシヴロックを意識させるサウンド作りが行われています。
あまりプログレを聴かなかった小職ですが、このアルバムでは、シンセサイザーの音色や和音、弾くタイミング等が勉強になりました。
然しながら最も印象的だったのは、ギターでした。
ストローク・アルペジオ・スリーフィンガー程度は嗜む小職ですが、これほど多彩な奏法を一度に聴かされると、「やはりプロは流石だな。」と納得せざるを得ませんでした。


(この動画はYou Tubeで御覧ください。の部分をクリックし、別画面で、お楽しみ下さい。)

井上鑑(arrange)、村上ポンタ(ds.)、大村憲司(g.)、高水健司(b)、中西康晴(Key)
Chaka・Epo・坂崎幸之助・楠瀬誠志郎(Vo)

『The Recording』という、1992年にWOWOWで放送されていた、月一回の音楽番組で演奏する、MASTER'S BANDです。
わずか6回の放送で終わってしまったのですが、「ミュージシャンは見ろ!」というサブタイトルの如く、現在では考えられない程、マニアックな番組でした。
井上 鑑(Key)率いるMASTER'S BAND(村上秀一、高水健司、大村憲司、中西康晴、CHAKA)が毎回ゲストを迎え、カヴァー曲(洋楽、邦楽)7曲をレコーディング(一発録り)していく模様を、ドキュメンタリーで追っていくという形式です。
ゲストは、上田正樹、楠瀬誠志郎、坂崎幸之助、EPO、TOSHI、泉谷しげる、近藤房之助、寺田恵子、金子マリ、チャー、など多士済々。
カヴァーされた曲も、ティン・パン系など、ややマニアックな曲が多かった由。
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良く聴いた音楽

高中正義
【SUPER TAKANAKA LIVE!】1980年3月1日発売。
1979年12月23・24日に行われた、日本武道館でのライヴです。
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1:BLUE LAGOON
2:EXPLOSION
3:サンゴ礁の妖精
4:RAINY DAY BLUE
5:TROPIC BIRD
6:DIDCO"B"
7:READY TO FLY
8:黒船



人気絶頂期の高中正義さんのライブアルバムで、貸しレコード屋から発売早々に借りてきて録音したものの、1曲目「BLUE LAGOON」のユニゾン途中でシンセサイザーが間違えて弾き始めたり、全体的にベースの音が薄く聞こえたり、キメのところで異音が聞こえたり、アップテンポで若干突っ込み気味のドラム等、演奏の粗さが耳に付きました。

カシオペア、渡辺香津美、パットメセニー等に、重心が移りつつあった小職にとって、一流スタジオミュージシャンといえど、売れっ子になって毎日同じライブを繰り返していると、テンションを保って演奏するのが難しいのかなあと、感じ入ったアルバムでした。

ちなみにTVでオンエアされたヴァージョンでは、エンディングでブレーク後、最後の盛り上がり部分に於いて高中正義さんの音が出ず、散々、床のアタッチメントを踏みまくって、漸く苦笑いと共に遅れて音が出たシーンがありましたが、これを観た時にも、同様の思いがありました。

雑誌「POPYE」のコレクション特集で、ブレークする直前の高中正義さんのギター・コレクションが掲載されており、羨望の眼差しで見つめていた当時の自分から、少し醒めた感じになったのを覚えています。

5曲目「TROPIC BIRD」の出だしは殆どサンタナのノリですが、和製サンタナを標榜しつつ随所にフュージョンテイストのユニゾンフレーズを取り込み、当時流行りのチョッパーベースも多用して、『こじんまりと纏まりすぎたのでは?』と、小職が感じてしまったのが運の尽きでした。

ラスト「黒船」もCP-80の音が当時を思わせますが、当該音源では、テンポも速くて重厚感は感じませんでした。

但し、KITTYレコードの繋がりでKeyboardにクレジットされていた、小林泉美さんには興味を持ち、1978年に「小林泉美&Flying Mimi Band 」として発売された、2枚のアルバムを借りて聴けたことは良い思い出です。

その後彼女は、1981年から放送開始したTVアニメ「うる星やつら」前期シリーズほぼ全ての、オープニング・エンディング曲や主題歌の作曲者・シンガーとして著名になりますが、両方のファンであった小職は、手放しで喜んだのでした。

【T-WAVE】1980年6月1日発売。
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1:EARY BIRD
2:WILD MOW-MOW
3:MAMBO NO,6
4:CRYSTAL MEMORIES
5:MY SECRET BEACH
6:空ド白ソ
7:PALM STREET
8:Le Premier Mars


目覚まし時計の音から始まる、1曲目の「EARLY BIRD」が印象的なアルバムです。
ジャケット背後の車はフォード・サンダーバードで、リアフェンダーの3つの突起から察するに1962モデルイヤー車です。

当時の傾向でもあるL.A.録音に端を発した、シンバルとスネアの音色をフラットにしたドラム音が特徴の、高中正義さん絶好調時のアルバムだけに、歌詞を付けてヴォーカルをフィーチャーした「MY SECRET BEACH」等、自信溢れた曲作りが印象的ですが、一流のスタジオミュージシャンを宛がわれて、レコード会社の意向に沿うべく、メジャー受けするトロピカル路線を邁進せざるを得なかった、泣き笑いの時期でもあります。

内容は確かに素晴らしく、優しい調べのバラード「CRYSTAL MEMORIES」に於ける、フェンダー・ローズピアノが奏でるイントロは、何回となくコピーしましたし、「空ド白ソ」は、渡辺香津美氏の楽曲かと思える程の、フュージョンっぽい味を出しています。
かと思うと「PALM STREET」では、サンタナ氏ばりの熱い演奏を聴かせてくれます。

しかしながら、小職が聴き始めた頃の”寡黙なスタジオミュージシャンが、自分の好きな音楽を、好きな仲間集めて、密かに演奏しました”的な、燃えるような情熱と、プリミティヴであり、且つ何処か恥ずかしげのある雰囲気が、消えてしまったのは残念でした。

でもそれは高中正義さんがミュージシャンとして成長した、という事の証ですので、喜ぶべき事なのですね。
最後の「Le Premier Mars」が、デビュー間もない頃のサウンドに似ている気がして、何だかホッとしましたが、爾後、高中正義さんを聴くことは、絶えて久しくなったのでした・・。

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良く聴いた音楽

鳥山雄司

1981年、慶應義塾大学在学中に、セルフプロデュースによるアルバム『take a break』でソロデビュー。ソロ活動の他、高中正義や松任谷由実などのコンサートツアーに参加しました。
1985年以降は人気アレンジャーとなり、吉田拓郎、葉加瀬太郎を始め、クラシックの宮本文昭、フュージョンの伊東たけし、タンゴの小松亮太など、幅広いジャンルのアーティストを数多く手掛けました。
1994年、シャ乱Qのシングル「上・京・物・語」「シングルベッド」「ズルい女」の編曲を手掛け、彼らがブレイクする端緒となりました。
1996年、松田聖子のシングル「あなたに逢いたくて」の編曲を手掛け、オリコン週刊チャート1位に輝く大ヒットを記録しました。
1999年、郷ひろみのカバーシングル「GOLDFINGER '99」の、原曲からのリアレンジを手掛け、このバージョンが大ヒットしました。
2003年、慶應義塾高等学校在学中からのバンド仲間であった元カシオペアのドラムス・神保彰、元T-SQUAREのキーボード・和泉宏隆と共に音楽ユニット『O!kay Boys(オーケーボーイズ)』を結成。(後に『Pyramid(ピラミッド)』に改称。)

《TRANSFUSION》
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1 :CAPTAIN HADDOCK
2 :LUMBER JACK
3 :TRANS FUSION
4 :SILVER DRAPE
5 :LIPSTICK NO.242
6 :AN ECSTASY
7 :IN HER EARLY DAYS
8 :THE MISSING PERSON
9 :WORK OUT
10:MY GODDESS

1988年発売のCBSソニー移籍第1弾アルバムです。
本田雅人(SAX)山本秀夫(DRUMS)らのサポートがあり、ディストーションを効かせたパワフルなギター・サウンドと相まって、全体的にハードなインスト・サウンドに仕上がっています。
以前のアルバムでも頻繁に用いていたデジタル・サウンドは、ミュージシャンの個性を際立たせる為、リズムの打ち込みは影を潜めていますが、音色的には全盛期を迎えており、特にシンセサイザーの使い方に顕著に表れています。
個人的には、アナログで軽めのサウンドを趣向する時期にあたっており、それ程ヘビーローテーションには、ならなかったアルバムでした。

《プラチナ通り》
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1 :HI! SAKURAKO-SAN
2 :HALF MOON PARADISE
3 :POTTED PARROT
4 :MUGGINESS
5 :FATHER’S BACK
6 :SUKI-YAKI
7 :FOOT LOCKER
8 :DANCIN’ IN THE PARK
9 :LIME TREE
10:PLATINUM-DORI

CBSソニー移籍第2弾アルバムですが、今回は聴き始めた瞬間から、いっぺんに魅了されてしまいました。
前作とは違って、肩肘張った感が無く、とてもリラックスした音に聴こえたのです。
個人的には、漸くヒーリング・バックグラウンドミュージックとして聴いていられる、ギターサウンドになったと感じてホッとしました。
"HI! SAKURAKO-SAN"や"FATHER'S BACK"でのブラスセクションのアレンジや、
"HALF MOON PARADISE"でのアコスティックピアノのソロ、
POTTED PARROTでのストリングの使い方等、
デジタルサウンドを程よく取り込みながらも、アナログサウンドを上手く活用したアレンジが、耳に心地よかったです。
"MUGGINESS"は、エレクトリック・マイルスを彷彿とさせるサウンド、
"FOOT LOCKER"はスティーリーダンを感じさせる響きで、興奮したのを覚えています。
タイトル曲"PLATINUM-DORI"では、アコスティックギターをプレイしているのですが、なんと気持ちいのいい響きでしょうか!
この経験が、次に紹介するアルバムを購入する端緒となったのです。

《Guitarist》
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アコスティック&ガットギター1本で、自分が厳選した曲を演奏するというスタイルに魅かれて購入しました。

1. 宇宙のファンタジー
2. ニューヨーク・シティ・セレナーデ
3. ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス
4. ウィル・ユー・ダンス?
5. プライベート・アイズ
6. 素顔のままで
7. アローン・アゲイン
8. セイブ・ザ・ベスト・フォー・ラスト
9. ジョージー・ポージー
10. アイ・ジャスト・ワナ・ストップ|暗黒への挑戦
11. オール・バイ・マイ・セルフ

演奏するギターは以下の5本です。
Jose Ramirez Centeario
Ovation Classic LX
Miguel Malo 2002
Takamine NPT-315
Tacoma ECR38C

麗らかな陽光が良く似合う、素晴らしい癒しアルバムです。思わず一緒に口ずさんでしまう事があります。
難解な音楽も良いですが、精神の安定にはシンプル楽曲が効果的だと、納得させられました。

1曲目の「宇宙のファンタジー」を、お聴き下さい。↓


9曲目の「ジョージー・ポージー」を、お聴き下さい。↓
(ピアニスト望月衛介とギタリスト鳥山­雄司が2010年5月21日に公園通りクラシックスで行ったセッションより。)

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良く聴いた音楽

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岩崎宏美

1958年11月12日、三姉妹の次女として誕生しました。
警察の師範も務めた父の影響で、剣道は相当の腕前を持っていることは有名です。

中学3年生の時に『スター誕生!』決戦大会に出場。
小坂明子の「あなた」を歌い、最優秀賞に輝いて、アイドル歌手の道に進みます。

1975年4月25日「二重唱 (デュエット)」でデビューし、2枚目のシングル「ロマンス」が90万枚近い大ヒットとなりました。

1976年3月、3枚目のシングル「センチメンタル」が、第48回センバツ高校野球大会の入場行進曲に選ばれました。

同期生(森昌子、岡田奈々、池上季実子ら)と共に堀越高等学校を卒業した1977年、秋に出した初のバラード・シングル「思秋期」が大ヒットし、その年の第19回日本レコード大賞歌唱賞を受賞しました。

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中学生の時から聞き始めた「ABCヤングリクエスト」(聴き始めの頃は「MBSヤングタウン」「オールナイトニッポン」を知りませんでした。)で、初めて「センチメンタル」を聴いたときの衝撃は、忘れもしません。
慌ててカセットテープにモノラルでエアチェック(懐かしい言葉!)録音して、何回も繰り返し聞きました。


「センチメンタル」を、岩崎宏美さんと声質が似ている、上手な方のカバー・ヴァージョンです。
(この動画はYou Tubeで御覧ください。の部分をクリックし、別画面で、お楽しみ下さい。)
「17歳」という響きに、異性の先輩への憧れを重ねあわせ、女性への恋慕を募らせていた、当時中学生だった小職の淡い感情が想起され、恥ずかしくもあり、懐かしくもあり、本当に「センチメンタル」になってしまいます・・。

暫くして漸くFM放送なるものの存在に気づき、改めてエアチェック録音し直しましたが、何度聴いても、そのアイドル歌手離れした歌唱力と表現力に圧倒されて、感心する事しきりでした。
エアチェック録音した「デュエット」「ロマンス」「センチメンタル」は、小職にとっての3部作であり、カーペンターズ・ビートルズ・サイモン&ガーファンクル・ベイシティローラーズと並んで、中学生時代の音楽アイドル的存在でした。
岩崎宏美さんを聴くと、中学1年時の初恋が失恋に終わり、一か月程落ち込んだ事を、懐かしく思い出します。

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個人的には、血気盛んな青春時代であるが故に、素晴らしいバラードには目もくれず、「未来」や「シンデレラ・ハネムーン」のような、軽快な曲が好きでした。
中学時代はアコスティックギターをかき鳴らしながら、高校時代~大学時代は太鼓を叩きながら、大声で歌詞をがなり立てていました。

テレビCMやライブの映像を何度か観るうちに、ジャンルを問わず素晴らしい歌を披露する彼女の実力に気がつき、岩崎宏美さんのバラードにも聞き耳を立てるようになりました。
結局、一度もライブに行ってませんが、ディナーショウ等で、眼前でバラードを熱唱されたら、それこそ鳥肌が立つ程感動するのではないか、と想像逞しくしています。


驚くなかれ、弱冠20歳の岩崎宏美さんによる、「シンデレラ・ハネムーン」です。

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キャンディーズやピンクレディもファンでしたが、アイドルとしてだけでなく、一人の“歌手”としても感動したのは、岩崎宏美さんが最初でした。
後年登場し「情熱的&パワフル」と形容された八神純子さんに通ずる、圧倒的な歌唱力・表現力を持った歌手で、正に「アーティスト」と呼べる、数少ない「アイドル歌手」の一人でした。
個人的には、中森明菜さんも素晴らしい才能を持った「アイドル歌手」だと思いますが、岩崎宏美さんを"太陽"とするなら、中森明菜さんは"月"と言うべき翳りのあるイメージがあり、その対比が、互いの魅力として私の目に映りました。

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tag : 岩崎宏美

良く聴いた音楽

阿川泰子

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【SUN GLOW】
1.SKINDO-LE-LE
2.CINEMA
3.PARDON MY ENGLISH
4.ISLAND BREEZE
5.IN THE NAME OF LOVE
6.SHE~SENIOR DREAMS
7.THIS SIDE OF FOREVER
8.HERE AND NOW
9.SONG OF THE WAVES

1981年6月21日発売の、阿川泰子さん第5作目のアルバムです。
恥ずかしながら、いすゞピアッツアのCFソングで使われた「シニア・ドリーム」で、初めて彼女の存在を知り、JAZZシンガーとしてデビューした事が分かったのですが、このアルバムの影響が強くて、その後暫くは、彼女を「ラテン・フュージョンミュージック・シンガー」として捉えていました。

とにかく「シニア・ドリーム」のドラムが格好良く、『誰が叩いているのだろう?』とレンタル・レコード屋から借りてきたアルバムの解説を読むと、渡辺香津美さんのKYLIN・LIVE等で高校生時代から良く耳にしていた、村上"ポン太"秀一さんでした。

彼のドラミングを意識し出してから以降、数多くのアルバムに「村上"ポン太"秀一」のクレジットを発見し、彼の多彩なプレイに驚くのでした。

スティイーブ・ガッドさんに始まり神保彰さんを経て、デイヴ・ウエックルさん、デニス・チェンバースさんらフュージョンサウンドの重鎮ドラマーばかり聞いていた私は、千手観音のようなフレーズに陶酔し、それを崇拝していたので、歌伴でシンガーを引き立てながら、少し控えめなセンス抜群のフレーズを聴かす村上"ポン太"秀一さんのプレイに、冷や水を浴びせかけられたのでした。


「シニア・ドリーム」をお聴き下さい。

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【Night Line】
1.NIGHT LINE
2.NEVER WANNA SAY GOODNIGHT
3.INSIDE OUT
4.FLY AWAY
5.TOKYO
6.WHEN LOVE IS GONE
7.THE RISK
8.BYE BYE
9.THE RIGHT TO LOVE
10.MAYBE
11.CANADIAN STAR
12.CROSS TO BEAR

1983年9月21日発売の、このころ飛ぶ鳥を落とす勢いだった阿川泰子さんの8作目のアルバムは、当時一世を風靡していた、ビリー・ジョエルさん、ドナルド・フェイゲンさん、ドン・グルーシンさんといった大御所が作家陣に加わった、当時流行っていたカフェバーにぴったりの、いかにもウエストコースト風AORといったサウンドに仕上がっていました。

バイト・音楽・デート・麻雀に明け暮れていた学生時代を思い出します。


「ナイト・ライン」をお聴き下さい。

相変わらず村上"ポン太"秀一さんのドラムは素晴らしく、私的にはシンプルな8ビートを刻む「TOKYO」が特に好みでした。
ヤマハドラム教室で4ビートを勉強中で、少しづつですが、複雑な16ビートから距離を置くようになった時期とも相まって、女性の歌伴をする際の"抑えた控え目なドラミング"を、模索するようになったのです。


「TOKYO」をお聴き下さい。

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【ALL RIGHT WITH ME】
1.IT’S ALL RIGHT WITH ME
2.SUNDAY
3.BUT BEAUTIFUL
4.A FOGGY DAY
5.LOVER MAN
6.MY ROMANCE
7.DON’T GET AROUND MUCH ANYMORE
8.SPEAK LOW
9.IT’S EASY TO REMEMBER
10.ALL OF ME
11.NIGHT AND DAY
12.GOOD-BYE

バイトの帰りに破格値で購入したのが、1984年11月録音の阿川泰子さんがJAZZシンガー路線に回帰した当該アルバムで、何とトミー・フラナガン・トリオとの共演です。

ピアノプレイの素晴らしさが本当に私の心に染みいるのは、後年JAZZ・PIANOに挑戦し始めてからになりますが、ドラムのアート・テイラーの絶妙のブラシ/スティック・ワークは、これぞJAZZドラムの神髄といえるもので、長い間私のドラム練習用CDとなり、ブラシの音・スネアのタイミング、ブラシからスティックへのスムーズな転換等を学びました。
ですから今でもこのアルバムを聴くと、ヤマハ音楽教室でのワイヤーブラシ特訓を思い出します。

また、このアルバムで覚えたスタンダード曲も、少なくありません。
「ア・フォギー・デイ」「イッツ・イージー・トゥ・リメンバー」「バット・ビューティフル」・・・。
何十年か後に、私自身がピアノでインプロビゼイションに挑戦する事になろうとは、当時は夢にも思いませんでした。


1987年1月4日から1994年6月26日まで、毎週日曜に日本テレビ系列局で放送された、『オシャレ30・30』という番組は、司会が古舘伊知郎さんと阿川泰子さんでした。
毎回番組の最後に、阿川泰子さんがスタンダード・ジャズを一曲歌うのを、小職は楽しみにしていました。

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tag : 阿川泰子 トミーフラナガン 村上秀一

プロフィール

ecocitro

Author:ecocitro
妻・娘・息子との四人暮らしです。
【シトロエン】
《1975 GS1220 club》
亡父が1975年に新車で購入し、ブログ著者に名義変更して現有。
《1973 DS23IE pallas》
1992~2016 24年間所有。
《1972 SM2.7》
2002~2007 5年間所有。
【楽器演奏活動】
《集団演奏》
JAZZ PIANOの集団演奏活動を、目論んでいます。
《鍵盤/打楽器》
幼少時にクラシック・ピアノを習得。
学生時代の4年間は、ジャズ・ドラムの個人レッスンを受講。
社会人になってから、ジャズ・ピアノ教室で、3人の講師に師事。
【作詞/作曲/編曲】
自作曲をCuebaseで完成させる傍ら、それをネットで公開して、評価を仰ぐ事に注力します。
【ミニカー蒐集】
シトロエンGS/AとシトロエンSMモデル以外を、2017年1月に売却。
【運動】
サッカー・水泳・野球等、色々経験した結果、最も肌に合って楽しいスポーツは、バスケットボールでした。
【鉄道趣味】
山陽・阪急・阪神・神戸電鉄・神戸市電・姫路モノレール・地方ローカル鉄道・軽便鉄道が好きです。
【ミリタリー】
戦史・戦記・飛行機・船舶・兵器・空戦・海戦・軍人について、特に造詣を深めています。
【アイドル】
偶然、「初の選抜総選挙1位戴冠」をテレビ視聴していた事から、指原莉乃さんの在宅・ライトファンとなりました。

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